(2022年11月6日・日曜日)
富田から四日市まで、東海道を歩きました。2009年12月に歩いて以来、13年ぶりです。
東口
近鉄富田駅から県道8号を、東海道との交差点に向かって歩きます。
正面の十字路が東海道。画像左に進むと桑名方面、右に進むと四日市です。
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「みえの歴史街道」の地図を見ながら歩きます。東海道からは少し離れているのですが、地図に載っているので長興寺と鳥出神社に行ってみます。
県道8号をさらに国道1号線に向かって約60m進み、歯科医院の角で左折するとすぐ、長興寺があります。
画像正面左の道を進むとすぐ、長興寺。(陰で見えにくいですが)右の路地を進み突き当たりで右折してすばらく進むと、鳥出神社に行くことができます。
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続いて、鳥出神社にやってきました。七五三のお参りに来ている家族連れがいました。
■鳥出神社(四日市市富田2丁目)
鳥出神社の前の水路に架かる宮橋。
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今日のスタート地点に戻り、東海道を四日市に向かって歩きます。
富田地区市民センターの隣、南町集会所に祀られている山の神。
富田地区市民センターの敷地内(電話ボックスの隣)にある、道標。
(四日市市富田1丁目)
右 川越村 東洋紡績 富田一色 道
大正六年十月再建
富田の焼蛤
富田地区市民センターの隣にある富田小学校に、明治天皇御駐輦跡碑があります。
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東海道を南に進み、十四川に架かる十四橋を渡ります。橋を渡る前に道を右に曲がり、善教寺に向かいます。
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十四川に架かる十四橋を渡ります。
十四川沿いは桜並木になっています。
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十四橋を渡って約30m東海道を南に進むと、常夜燈があります。(四日市市南富田町)
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東海道をさらに進むと、右手に常照寺が見えてきました。
鐘楼の鐘は昭和27年(1952)3月、四日市大博覧会において「平和の鐘」として展示されたものを当寺が譲り受けたものであり、池の間には常口の歌「一筋に世界の平和祈りつつつくやこの鐘永久(とわ)にひびけと」が刻まれています。(現地説明板より)
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東海道を進むと、突き当たりに力石があります。(四日市市茂福町)
東海道は左に進みます。
力石と新設用水道の碑があります。
大きい石の重さはおよそ32貫(約120kg)、小さい石は5貫(約19kg)。
大きい石には「三十二メ」と彫られています。
新設用水道の碑
東海道は約70m進み、右に曲がります。
右に曲がります。
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カーブを曲がると、右手に證圓寺があります。
正面に四日市港ポートビルが見えます。
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證圓寺から東海道を南に少し進むと、道標があります。
「左 四日市」「右 いかるが」
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前川橋を渡ります。(四日市市茂福町)
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前川橋を渡って東海道を約50m南に進むと、右手に茂福神社の石碑が建っています。
茂福神社はここから北西に約120m進んだ場所にあります。ちょっと離れていますが行ってみます。
明治42年(1909)鳥出神社へ合祀となり、従来からの祭りの日には御神霊を御輿(みこし)で奉迎し、現在の茂福神社を御旅所として祭りを行ってきた。昭和25年(1950)鳥出神社から分社、正式に茂福神社として再祀、祭神を旧社に奉還して現在に至る。(現地説明板より)
■茂福神社(四日市市茂福町)
太鼓橋があります。
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コースから離れますが、茂福神社からさらに北西に約240m進み、近鉄の線路沿いにある茂福城跡にやってきました。
■茂福城跡(四日市市茂福町)
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県道64号の下を通ります。八田三丁目西交差点を横断します。(四日市市茂福町)
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右手に大きな常夜燈が見えてきました。
■八幡常夜燈(四日市市八田3丁目)
米洗川に架かる米洗橋を渡ります。
東を見ると国道1号線。中央より少し左側に、四日市港ポートビルの先端が見えています。
西側には鈴鹿山脈が見えます。
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この地蔵尊は金場の地蔵尊と同じ一つの石から造られた兄弟地蔵で羽津村の北入口に置かれた結界地蔵である。
この地蔵は地蔵でありながら、頭は螺髪(らほつ)、手は来迎印を結ぶ阿弥陀如来の姿をしており、仏のことをよく知らない石工が刻んだものと言われている。
かつては、米洗川北岸の常夜燈の向かい辺りにあったが、昭和4年(1929)に八幡神社址地である現在地に移されました。(現地説明板より)
伊勢國八幡神社舊跡
この地にあった八幡神社は、一村一社制により明治41年(1908)に志氐神社に合祀され、旧社地には社名碑だけが残っています。(現地説明板より)
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東海道を南に進むと、左手に大きな松が見えてきました。
■かわらずの松(四日市市八田1丁目)
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堀切橋を渡ります。(四日市市羽津町)
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右手に、志氐神社の一の鳥居が見えてきました。
■志氐神社一の鳥居(四日市市羽津町)
志氐神社は、一の鳥居から約350m北西に進んだ場所にあります。
この石灯籠は元々、八幡神社あったものが、明治41年(1908)に八幡神社が志氐神社に合祀された後に移設されたものです。(現地説明板より)
先ほど見た、八幡神社跡地(八田1丁目)にあった八幡神社に建っていた石灯籠です。
■妋石(みよといし)
東海道を挟んで両側に、二つの石があります。こちらは東側の石。
西側(志氐神社の一の鳥居がある側)の石。
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東海道沿いにある一の鳥居から約350m歩いて、志氐神社にやってきました。
東側の入口
上に見えている八幡鳥居様式の鳥居が、八幡神社跡地(八田1丁目)にあった八幡神社に建っていたものです。明治41年(1908)に八幡神社が志氐神社に合祀され、移設されました。
南側の入口
■志氐神社(四日市市大宮町)
妻恋神社神社
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(コースから外れていますが)地図に載っているので、羽津城跡に行ってみました。志氐神社から南に約300mの場所にあります。
公園は、近鉄の線路の上を2か所で行き来できるようになっています。
近鉄に乗っていていつも、この上はどうなっているんだろう?と気になっていた場所です。ようやく来ることができました。
線路東側の公園。
羽津城跡から、東海道に戻ります。(近鉄・阿倉川第5号踏切道から、羽津城跡を見ます。)
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東海道沿いにある、志氐神社一の鳥居に戻って来ました。
東海道歩きを続けます。(画像右に進む)
志氏神社一の鳥居の向かいにある登録有形文化財、森家住宅主屋・土蔵。
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森多三郎紀念碑
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東海道は左にカーブします。
少し進んで右にカーブします。
国道1号線に合流します。
国道1号線を南に進みます。
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国道1号線・金場町交差点
国道1号線・金場町交差点の五叉路(ガソリンスタンドの南端)に、道標があります。
「羽津四區除雪記念」
「大正十二年一月三日」
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国道1号線の反対車線側に地蔵堂があるので、金場町交差点を横断してやってきました。
この地蔵は結界地蔵であり、羽津の集落へ疫病や禍(わざわい)が入らないにと祀られたもので、先ほど見た八幡地蔵堂(八田2丁目)にある八幡の地蔵さんとは兄弟地蔵です。
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国道1号線を南に進みます。
■多度神社(四日市市三ツ谷町)
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東海道を南に進むと、海蔵川の堤防道路に突き当たります。
■三ツ谷の一里塚跡(四日市市三ツ谷町)
海蔵川の堤防道路に出ました。橋がないので、少し上流にある国道1号線の海蔵橋を渡ります。
■海蔵橋(10月2日 近鉄ハイキング×JRさわやかウォーキング「四日市和菓子巡り」に参加したときに、ここから菰野道との分岐点まで歩いています。)
下流方向を見ます。
上流方向を見ます。
橋を渡って左に曲がります。
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右の道を下ります。
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東海道を南に進むと、右手に法泉寺が見えてきました。
■祥雲山 法泉寺(四日市市京町)
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さらに東海道を南に進みます。
嶋小餅店で嶋小の団子を買いたかったのですが、財布を忘れてきたので買えません…
■嶋小餅店(四日市市川原町)
東海道沿いに、萬古焼の「ポッターくん」がいます。
萬古焼の認知度を高めるために、2001年10月に誕生したキャラクター。
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下流方向を見ます。
上流方向。国道1号線が見えます。
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東海道沿いに、なが餅笹井屋本店があります。
■なが餅笹井屋本店(四日市市北町)
笹井屋から南に約50m進んだT字路で左折して、建福寺に向かいます。(東海道は直進)
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中部西小学校の北側にある、建福寺にやってきました。
■東溟山 建福寺(四日市市北町)
泗水の井戸
泗水の井戸は江戸時代に代官行政のため設けられた「四日市陣屋」を中心としたところにあった四ヶ所のうちのひとつであり、水質が良く、水量が豊かな井戸であったといわれている。なお、旧南町・旧竪町・旧北町にあった三ヶ所の井戸はなく、現存する唯一のものである。(現地説明板より)
松尾芭蕉句碑
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東海道に戻り、南に進みます。理髪店のところで左折して、四日市陣屋跡に向かいます。(画像右側が「東海道四日市宿資料館」です)
東海道の43番目の宿場・四日市宿の問屋場があった場所です。(10月2日に近鉄ハイキング×JRさわやかウォーキング「四日市和菓子巡り」に参加したときに、内部を見学しました。)
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■四日市陣屋(四日市市北町)中部西小学校の南側に、説明板が立てられています。
四日市町は江戸時代、享保9年(1724)~享和元年(1801)の大和郡山藩領時代を除き、天領(幕府領)であった。便宜上、享保9年以前を第一次天領時代、享和元年以降を第二次天領時代という。慶長8年(1603)幕臣水谷九左衛門光勝が竪町の東側に代官所を築き、幕府領支配の拠点とした。代官所は江戸時代を通じ、この地を移動することはなかった。
第一次天領時代は、九左衛門を初代として24代の代官が任命されている。大和郡山藩領時代にも、やはり付近の藩領を支配するためここに代官が派遣された。第二次天領時代になると信楽代官多羅尾氏の支配を受けて、出張陣屋が置かれた。多羅尾氏は1,500石の旗本で、代々信楽代官を勤めたが、四日市陣屋へは手付・手代を派遣して支配にあたらせた。手付・手代の数は、天保10年(1839)には信楽詰22人、江戸詰9人、四日市詰2人であった。
陣屋の建物自身には時期によって変更があったようであるが、詳細は不明である。写真の絵図には部屋数が42となっている。なお、陣屋の建物は明治維新後、度会県支所、阿濃津県支庁さらに三重県庁となったが、明治9年(1876)の伊勢暴動の際にすべて消失した。(現地説明板より)
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東海道に戻って南に進みます。
菰野道との分岐点です。東海道は直進、菰野道は右に進みます。(10月2日に近鉄ハイキング×JRさわやかウォーキング「四日市和菓子巡り」に参加したときに、海蔵橋からここまで歩いています。)
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東海道をさらに南に進みます。
国道164号線を横断します(直進)。
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道標が見えてきました。
かつては図のように東海道が通っていました。
■道標(複製)(四日市市中部)
本来は、東海道と浜往還が交差する札の辻にあったものを、昭和28年頃に複製を当地に建立したものです。
「すぐ江戸道」「文化七庚午冬十二月建」
「すぐ京いせ道」
「(右指さし)京いせ道 (左指さし)ゑどみち」
東海道はなくなっているので迂回しました。正面が東海道ですが国道1号線で分断されているので、少し南にある諏訪神社前交差点を横断します。
東海道は右の道を進みます。
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右手に諏訪神社があります。
諏訪神社西側の諏訪公園にある、すわ公園交流館。
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商店街を南に進みます。(表参道スワマエ)
東海道は直進します。(表参道スワ栄) 左右は1番街商店街。
表参道スワ栄を南に進みます。いつもグリーンモール(画像右側)の角に「中入道」がいるのですが、今日はいませんでした。
グリーンモールを見てみると、「中入道」はお休みでした。(画像右側)
商店街が終わり、中央通りに突き当たります。
東海道は中央通りを横断して、南に進みます。今日の東海道歩きはここまでにします。
中央通りを西に進み、近鉄四日市駅に向かいます。
2022年11月4日~2023年2月14日の17~24時まで、近鉄四日市駅東口周辺で「YOKKAICHI WINTER ILLUMINATION」が開催されています。
諏訪公園でも、イルミネーション「すわ公園から光の贈りもの2022」が開催されています。
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